日曜日、近所の保護団体さんの譲渡会にお手伝いとして参加してきました。会場は駅前の小さな公民館の一室です。
私の担当は受付でした。来場された方にお名前を書いていただいて、簡単な注意事項をご案内する係です。地味ですが、実はここがいちばん大事なのだと当日の朝に教わりました。
注意事項というのは、たとえば「ケージの中に手を入れないこと」「大きな声を出さないこと」「小さなお子さんは必ず手をつなぐこと」といったことです。どれも当たり前のようですが、かわいい子を目の前にすると、人はつい手が出てしまうものなのです。
午前中は静かでしたが、お昼を過ぎたあたりから一気に人が増えました。三十人ほどが入れ替わり立ち替わり。猫たちのほうは、思っていたよりずっと落ち着いていました。慣れているのだそうです。
ひとつ印象に残っている場面があります。若いご夫婦が、一匹の黒猫の前でずいぶん長く立ち止まっていらっしゃいました。三十分は経ったころでしょうか、スタッフさんに声をかけて、こう質問されたのです。「この子は、留守番の時間が長い家でも大丈夫でしょうか」と。
かわいい、飼いたい、ではなく、うちで幸せにできるかどうかを先に聞いてくださった。その順番がとても嬉しくて、受付の椅子でひとりで感動していました。
その日、三匹の子にトライアルのお話が決まったそうです。決まらなかった子たちも、また次の機会があります。
終わってからの片づけは思った以上の重労働で、帰宅したら夕飯を作る気力がまったく残っていませんでした。それでも、また次も行きますと言ってきました。
2026年07月30日 (木) 05:14 / もなかママ